the best of shogo hamada vol.1 / 浜田省吾
前置きがやたら長かったですが、ようやく浜省のベストアルバムの感想を…(苦笑)
まずは、大人として成長した時期からの選曲「vol.1」から。
リリース前の印象だと、割と最近の楽曲って感じかな…なんて思ってましたが、いざ聴いてみると「DARKNESS IN THE HEART」や「サイドシートの影」とか、「vol.2」に入っててもいいような懐かしさを感じましたね。
「vol.2」の古い楽曲達がほとんどRemadeされてたからかな…
昨年リリースされたばかりのアルバム「MY FIRST LOVE」からの
「君と歩いた道」からスタートっていうのが意外でしたね。
この曲、「MY FIRST LOVE」で聴いてた時は、
すごく優れたラブソングだって感じました。
昨年のライブでステージで流れたフィルムのストーリーも、
この曲の優しさ、哀しさ、温もり…それらを印象づけるものでした。
このベストの一曲目に置くことで、“君”っていうのが恋人ではなく、
浜省を支えてきたスタッフだったり、ミュージシャンだったり、
ファンだったりに置き換えられた気がしました。
この曲に続く2~4曲目って、すべて浜省自身のこと、
「ON THE ROAD」を走り続けている浜省のことを歌ってますよね。
「DARKNESS IN THE HEART」で、父の死を見送り、
空しく拳を突き上げ、心の奥の暗闇を歌う自分を責め…
「夏の終り」で、周りを傷つけ生まれた“汚れた悲しいメロディー”を
“身を切るように繰り返す”自分に“ひとり暮らそう”と、なぐさめ…
昨年リリースされた「光と影の季節」では、
“栄光と挫折”“過ちと償い”を繰り返しながら、それでも
“君”に逢いたくて、長い旅路の果てに“絆”を見つける…
この2~4曲って俺も好き…好きって言うか、大切な曲です。
この並びって全く想像してませんでしたね…しかも序盤戦で。
長い長い「ON THE ROAD」を駆け抜けてきて、
バーンアウトした季節や、悩みながら走った季節や、
そんないろんな葛藤や、心の奥の暗闇も含めて、
“君”と歩いた道を歌ってるんだ…そう、思いましたね。
「vol.2」もそうなんだけど、この2枚のベストアルバムって、
ベストって言うよりも、再構築されたオリジナルアルバム、
あるいは、これからのスタンダードアルバムって感じがしました。
「日はまた昇る」で終らないで、「サイドシートの影」で
余韻を持たせるようなエンディングもいいですよね。
序盤の構成でかなり琴線を揺られ、
お気に入りの一枚となった「vol.1」ですが、
個人的には「Love has no pride」は…ちょっと…(苦笑)
「SAVE OUR SHIP」に入ってる分にはいいんですが、
この並びの中だと…ちょいと…俺的にはどうかな…と…(苦笑)
それを差し引いても、すごくいいアルバムだと思いました。
え~、今日も文字数を使いまくっちゃいましたので、
「vol.2」は明日にでも。
まるで夏休みの宿題を片付けてるようだ…(苦笑)
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コメント
RE2Oさん、あついっ!(笑)
残念ながら浜田省吾さんは全然知らないんですが(ドラマの主題歌で流行った「悲しみは雪のように」、だっけ? あれくらいしか知りません…)、RE2Oさんの熱い文章は、たのしく読ませていただいてます。
きっと魅力的なミュージシャンなんでしょうね。機会があれば是非聴いてみたいです。
投稿: ayako | 2006年8月15日 (火) 11時04分
★ayakoさん
ごめんなさいねえ~。
暑い時季に暑苦しい書き込みで…(苦笑)
ほんと…自分でも浜省の呪縛からは逃れられないんだって、
自覚させられたような4日間でした…(苦笑)
機会があったら、聴いてみて下さいませ。
投稿: RE2O | 2006年8月15日 (火) 18時53分