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2006年10月12日 (木)

仲井戸“CHABO”麗市 my way / 2006年10月9日(月) 東京・SHIBUYA-AX その1

Pa090645 10月9日…渋谷AX…久しぶりの“ここ”に立ち会えました。
AXでCHABOのソロを観るのって3年ぶりなんですよね。
'Fight'ing Guitar MAN TOUR の千秋楽以来です。
長い長いツアーとはすっかりメニューも変えて、
千秋楽でありながら、何かのはじまりのような…
CHABOの“意志”をビシビシ感じたのを思い出しました。
3年前のこの日って10月9日じゃなかったんですよね。
10月9日のAXは4年ぶりだったんだ…オリンピックだ…(笑)

夜行バスで朝の5時に池袋に降ろされて、
時間をもてあましたから、池袋から新宿…渋谷まで
明治通りをだらだらと歩きました。
新宿…一回も入ることがなかった日清パワステ…
花園神社…秋の青空が気持ちよかった…
渋谷…宮益坂下の交差点…出張でよく来るんだけど、
この日は…なんか…CHABOの“なにか”を感じたくて…
そんな朝の散歩が、この日のライブのイントロでした。

Pa090650 「長い手紙」からはじまったライブは、
70年代・古井戸、80年代・RCサクセション、90年代・麗蘭、
そして50年から続くソロ…と、4つにわけて構成されました。
映像も交えながらの、きっちりと構成されたライブって
CHABOでは珍しいですよね。
まるで浜田省吾のようだって思ったり…(笑)
“my way”ってタイトルに、CHABOのキャリアの総決算の
ライブをイメージしてたんですが、それを超えてましたね。

最初にぶっ飛んだのは、RCのセクションですね。
打ち込みのドデカいリズムにあわせて「ギブソン」が…
しかもオリジナルのアレンジで…ガツンとした音で…
まるで20年前のライブにタイムスリップしたような…
今年の野音がそこにあるような…一瞬そんな錯覚に…
あ~…俺がガツンってきたのは…このCHABOなんだ…
懐かしいとかっていうんじゃなくて、ただただ目の前の
“今”の“RCサクセション”に夢中になっちゃいましたね。

驚いたのは麗蘭…まさか、麗蘭を一人で演るなんて…
しかも「ミッドナイト・ブギ」から始まるなんて…
今思えば、この“my way”ってライブの構成だと、
必然の流れだとは思うんだけど、でもねえ…驚きました。
しかも、演奏した曲って全部初期の麗蘭でしたからね。
最近の麗蘭のライブでは演奏されない曲ですからね。
麗と蘭がはじめて出逢ったセッションで
蘭丸がはじめて目の前で聴いた「ブギ」って…
こんなんだったのかな…そんなことを思いましたね。

ソロのセクションの最初は…「打破」っ!
CHABOのソロワークの記念すべき最初のアルバムなんだよね。
大学の同級生のj1のアパートではじめたCHABOのアルバム
「THE 仲井戸麗市 BOOK」のLPジャケット。
RCでおそらく一番聴いた「THE TEARS OF CLOWN」の
「打破」をガンガン聴いたから、俺の中で「打破」はRCの
ナンバーだって無意識に思ってたりもしてたんだけど、
この日、改めてCHABOのソロワークのスタートなんだ…
そんなことを感じましたねえ~。

演るとは思ってたんだけど…「MY R&R」は特別でしたね。
この日の“my way”ってライブの“核”だと思いました。
この日のライブに演ることによって、
この曲の“意味”が、くっきりと明確になる気がしました。
「MY R&R」につづく「久遠」もそうですよね。
CHABOの音楽を通した生き方の…“終わり”を感じてしまう…
そんなことを書いてる歌じゃないかもしれないけど…
俺は感じずにはいられなかったですね…
いつか誰もが訪れてしまう“終わり”を…

第一部はMCなしの構成でした。
俺が観れなかった「今日、歌いたい歌」もそうでしたよね。
これはDVDで観たんですが、その時とは明らかに
ライブ自体のニュアンスが違ってたように感じました。
古井戸のパートが始まって、歌以外は何も喋らなかったけど、
歌の後の拳の上げ方とか、仕草とかが語ってましたよ。
「今日は喋らないけど…楽しんでってくれ…」
そんな風に語ってくれてた気がしました。

その分、第二部はほんと…堰を切ったように喋りましたね。
ほんと…楽しく…濃い時間でしたよ。
心を打った曲、心を打たれた場面…たくさんあったけど、
スプリングスティーンの「ハングリーハート」…圧巻でした。
去年、野音で石やん達と一緒に演った「THE WEIGHT」とも
通じる“何か”を感じましたね。
バンドマンやホーボーじゃなくても日々感じる“思い”…
そんなものを俺も、CHABOやみんなと同じように
背負ってるんだな…って、そんな風に感じました。

つづく。

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コメント

行きたかったな、AX。
麗蘭ライブ、ピアで出てたね。12月24日に同じくAXで。
今度は参加しますっ!よろしくね!

投稿: ヒーカズ | 2006年10月13日 (金) 09時21分

やっぱり「つづく」んだ…(笑)。
一回の日記じゃ無理ですよねぇ?
私、永久に書き終えられないような気がしてます(苦笑)。

私もCHABOさんのソロは、3年前のAX以来でした。
というより、あの時が初めてだったんですよね…。
それ以前のCHABOさんはリアルタイムで経験していないので、私にとっては古井戸もRCも麗蘭も何もかかも、すべてあの頃がスタートでした。過去の思い出をたくさんもってらっしゃるRE2Oさん始め古いファンの方々が羨ましくて仕方ない反面、まっさらなところに「今のCHABOさん」を体験できた幸運が嬉しくもあり…そう、やっぱり「自分だけの仲井戸麗市」なんですよねぇ!

長々と失礼しました。それでも語りつくせないのですが…(苦笑)。

人の気配のない渋谷の交差点、なんだか新鮮ですね。

投稿: ayako | 2006年10月13日 (金) 11時20分

AXではどうもでした。このところ忙しくてブログ更新してないんですが、僕もレポ、アップしなきゃ!それにしてもいいライブでしたねえ。やっぱりAXでのバースデーライブは、チャボにとって特別なステージなんだと思いました。

投稿: Y.HAGA | 2006年10月13日 (金) 11時33分

★ヒーカズくん

年末の麗蘭はきびしいなあ~。
ヒーカズの濃いレポを待ってるよ。

★ayakoさん

そっかあ…ayakoさんは21世紀になってキャッチしたんだっ!
全然、うらやましがることないと思うよ~。
なんて…俺もRCファンから見たら、遅いクチでして、
全盛期のRCファンがうらやましかったりするんだけどね…
宮益坂下交差点近くのホテルが出張の定宿なんですが、
あそこがCHABOの言う「宮益坂」だって知ったのは
ごくごく最近なんですよねえ~。

★HAGAさん

こちらこそ、どーもでした。
本当は終ってからビール飲みたかったんですけどね。
HAGAさんのレポを楽しみに待っております!

投稿: RE2O | 2006年10月13日 (金) 20時01分

今回は、チャボのファンによって色々な感じ方があったライヴ。そんな気がします。
そして今の私は、チャボの「これからの道」に期待をしています。

投稿: Blue1981 | 2006年10月14日 (土) 01時43分

★Blue1981さん

よォーこそーっ!
チャボのライブって個人の思い委ねる部分が大きいですよね。
あれから1週間…あの瞬間とは違った感じ方になったり…
あの構成にしたのは、チャボの“これまで”をさらけ出し、
退路を絶つためだったような…そんな気がしています。
前に…未来に向って進むしかない…そんな決意みたいな…
そんなことを感じています。

投稿: RE2O | 2006年10月15日 (日) 05時57分

RE2Oさん的サプライズがたくさんあったようですね?
読んでいるこちらも随所に感じました。
ナントカ飴のように、どこを切っても仲井戸麗市。
ぎっしり詰まった内容に、ただただ平伏するのみ。
この文章の中で浮遊していたい気分です。

投稿: 弘進 | 2006年10月15日 (日) 21時54分

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