「刺さるフォーク」Vol.5 / 2006.12.3(日)盛岡・風のスタジオ
リクオライブから帰った足で、「刺さるフォーク」に行きました。
盛岡の秋の定番「中津川べりフォークジャンボリー」の
冬のバージョンとも言えるフォークイベントです。
今回で5回目を数えるイベントなのですが、私は初参戦。
しかも、初参戦でありながら、ステージにあがってしまいましたっ!
盛岡からは、よしだかずを、佐藤和久、YUKI.B & FATSが出演。
かずをさんのピエロの歌…タイトルわかんないけど、刺さりましたね。
かこちゃんこと佐藤和久さんの、渡フレーバーな時間もよかったわ。
YUKI.B & FATSの「山谷ブルース」には驚きましたねえ~。
夏に伴天連茶屋で観たのとは違う雰囲気でしたね。
そうそう、ブルーハーツの「チェインギャング」も刺さりましたねっ!
YUKI.B & FATSは、盛岡在住で「動物哀歌」の詩集で知られる
村上昭夫さんの「雪」という詩に曲をつけて演奏しました。
「刺さるフォーク」に似合いすぎる詩なんですが、
ゴスペルタッチの曲調で、新しい「雪」をつくりだしていましたね。
その「雪」を演奏する前に、俺がこの詩を朗読したんですよ。
雪が音もなく降り始める時
なつかしく聞こえてくる歌は子守唄だろう
眠りは真白い絹よりもわびしいほうたいなのだから
雪が痛々しい傷にふれると
終わった筈のピアノがなる
村上昭夫 「雪」より 抜粋
曲だけでも十分に、詩の世界を伝えてるんですけど、
ファッツさんとYUKIさんから「詩をみんなに聞かせてから
曲を演奏したい」と言われて、朗読させてもらいました。
この場を借りて、ファッツさんとYUKIさん、そしてスタッフの
みなさんに心の底から感謝です。
来てくれたみんなに、どう届いたのかな…
この日のメインアクトは野澤享司さん。
私は名前もはじめて知った方なんですが、いやあ~すごいっ!
何がすごいって、ギターがすごいっ!歌がすごいっ!
楽屋から野澤さんのリハが聴こえてきたんですが、
打ち込みでも使ってるようないろんな音が聴こえてきてですね。
ステージを覗くとたった一人で演奏してるんですよ。
ギターをパーカッションのように激しく叩いたりしてっ!
その演奏の凄さと言ったら、例えようがないですね。
バリバリ、フォークの人かと思ったら、
すんごいロックテイストを感じさせる曲も多いんですよね。
ビートルズの「COME TOGETHER」をベースにしたような
10分を越えるサイケなナンバーには、ぶっとんじゃいました。
打ち上げでは手品もする人のいいおじさんなんですが、
ギターを持つと全然違うんですからね…驚きでしたっ!
本番では時間が押してアンコールがなかったんですが、
予定では高田渡の「生活の柄」を全員で演るはずでした。
俺も、三宅伸治の「何にもなかった日」のCHABOのように
ポエトリーっぽくからむはずだったんですけどねえ~。
この日のリハでの「生活の柄」は、最っ高の自分への
プレゼントになりましたあ~。
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コメント
れつおさん、大変お世話になりました。「雪」を朗読していただいてとても幸せな時間になりました。写真のUP恐縮!れつおさん、サスガです。リハ一回できめましたね。役者さんはやはり違いますね。では、また来週末に。
投稿: FATS & YUKI | 2006年12月 7日 (木) 19時51分
★FATS & YUKIさん
こちらこそ、お世話になりました。
「チェインギャング」をあんな感じで聴けるとは思わなかったんで、
すごくうれしかったです。刺さりましたっ!(笑)
来週末もよろしくお願いします。
投稿: RE2O | 2006年12月 8日 (金) 09時03分