NARKISSOS / サディスティック・ミカ・バンド
え~ここ一週間、すっかりハマっちゃった…いや、ハメられちゃったアルバムがあります。それが、サディスティック・ミカ・バンドの『NARKISSOS』です。1ヶ月前に友達から、ごそっと借りたアルバムの中の1枚だったんだけど、いやあ~カラダ中の細胞が心地よく踊りだしちゃうような、そんなアルバムでしたねえ~。
カエラを三代目ボーカルに迎えた「タイムマシンにお願い」の
ビールのCMが流れてからもう一年ぐらい経ちますかね。
その頃は、あ、カエラがタイムマシン歌ってる…って程度でした。
そもそも、サディスティック・ミカ・バンド…
俺にとっては、名前とか、伝説とかが先行しちゃってですね、
どうも、とっつきにくくて今日に至っちゃったんですよお~。
80年代に再結成した時は、どうも、桐嶋かれんの雰囲気が
好きになれず、聴かないでいましたしねえ~。
それが『NARKISSOS』の1曲目「Big-Bang,Bang(愛的相対性理論)」
に針を落とした瞬間…もう、ぶっ飛んじゃいましたねえ~っ!
あ…CDで聴いてるんだけど、なんつーか、そんなイメージ…(笑)
なんすか…今まで聴いたことのないようなテンションなんすよっ!
シンプルなミディアムな8ビートのR&Rなんですけどね…
何が違うのか、俺にはうまく説明できないですけど、すごいっスっ!
カエラのボーカルも気持ちよさそうでしたねえ~。
彼女のアルバムは1枚しか聴いたことないんだけど、
このメンツ相手に、ものすごいパワーを出しちゃってるよね。
この相乗効果っつーか、化学反応は凄いと思いましたよ。
初代ミカさんのは聴いたことないし、二代目かれんも記憶になく、
昔と比べようがないんだけど、すごくよかったですねえ~。
高中がロックギター弾いて、幸宏が8ビート叩いてるのにも、
ただただ驚いちゃいましたねえ~っ!
彼等の普段の作品をよく聴いてないで言うのは失礼なんですが、
すごい超技巧を持ってる人達がシンプルなR&Rを演ると、
こうもすごいのか…そんな感じがしましたねえ~。
俺、今回はじめて加藤和彦さんの作品と向かい合ったんですよ。
フォーククルセダーズもちゃんと聴いてませんでしたし、
加藤和彦=フォークの人って図式でしか認識なくてですね。
ところが、加藤さんの楽曲とか、ボーカルとか、なんですか…
パワーのあるボーカルではないんですが、独特のうねり…
グルーヴってこういうことを言うのかな…そんな感じでしたね。
このアルバムは、カエラも含めたメンバーの他に、作詞家として
民生や、サエキけんぞう、リリーフランキーが名を連ねてますが、
ぶっ飛んだのは、松山猛さんの歌詞でしたねえ~。
リメイクの「タイムマシンにお願い」と、
新曲の「Big-Bang,Bang(愛的相対性理論)」が松山作品。
いやあ~シンプルなんだけど、ぶっ飛び度が違うんですよお~っ!
松山猛さん、いろいろ調べたらフォーククルセダーズの
「イムジン河」も松山さんの訳詞なんですねえ~。
あんな情緒あふれて、魂のこもったような歌を書いた人が、
鹿鳴館からジュラ紀の世界をタイムトリップするんですからね…
いやあ~おそるべしっ!松山猛さんっ!
ってなわけで、新譜と呼ぶには時間が経ったアルバムですが、
ただいまヘビロテ中であります。
初期のミカバンドが好きな人は賛否両論が激しいようですが、
免疫のない俺はすっかりハメられちゃいましたっ!
ライブアルバムも買おうか、真剣に検討中です…(笑)
加藤和彦、松山猛、イムジン河…そんな流れで、
この連休に井筒監督の「パッチギ!」まで観ちゃいました…(笑)
こっちの話しも、気が向いたら、そのうちに~。
P.S.
この三連休は、台風と地震が猛威をふるいましたね。
被害に合われたみなさんに心からお見舞い申し上げます。
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コメント
ミカバンドと聞いて飛んできました(笑)。
私は初代ミカバンドはよく聴いてたんですが、カエラ版もまたいいですよね。ミカの「ヒステリック&ハイテンション」なVoもいいですけど、カエラが歌うとまたなんかこう「キュート」っていう感じで。ま、この際桐島かれんは無かったこととして(笑)。
初代ミカバンドだとやはり「黒船」がおすすめですね。「タイムマシンにお願い」や、高中の長いインスト曲も入ってるし。高中自身のアルバムでもこれのギターフレーズ使ってたりします。あとどのアルバムに入っていたか忘れましたけど「サイクリング・ブギ」ってのがおしゃれで好きです。
しかし、私も聴いてる音楽バラバラだなぁ。一番聴いていないジャンルが「吹奏楽」だったりして・・・(苦笑)。
投稿: take。 | 2007年7月17日 (火) 22時44分
う~ん、僕は頭が硬いんだと思うんだけど、ミカ・バンドは初代以外はどうもピンとこないというのが正直なところです。カエラちゃんもいいとは思うんだけど、これをミカ・バンドって言っていいの?って感じなんだよねえ…。ゴメン(苦笑)。
まあ、ミカバンドをお祭りバンドと考えれば、これでもいいのかなあ…。そういえば、80年代のALL TOGETHER NOW!では一夜限りの「サディスティック・ユーミン・バンド」なんかもありましたね。あれはすごかったなあ…。
投稿: Y.HAGA | 2007年7月18日 (水) 14時56分
★takeさん
ははは。飛んできてくれてサンキューっ!
初代ミカバンド、マジで聴いてみたくなりましたあ~。
しかし、カエラのボーカルはオリジナル以上ですねえ~。
加藤さんのインタビューを読むと、小原礼さんによる
ボーカル指導もあったらしいですしね。
それに見事に応えたカエラはすごいと思うなあ~。
★HAGAさん
うんうん。初代を知ってる人の正直な反応だと思いますよ。
きっと当時、聴いたら凄い衝撃だったんだろうなあ~…
俺も近いうちに聴いてみますねえ~。
でも、すでに2ケタヘビロテして全然飽きないんですよねえ~。
自分でも何なのか全く説明できないんですけどお…(笑)
投稿: RE2O | 2007年7月18日 (水) 20時35分
私もミカバンドはきちんと聴いたことないですね~。
ただただ、欲望(あ、聴きたい、という欲ですよ)
ばかりで。
前にやってたバンドのBがタイムマシンをやりたいと
言ったことがあるんですが、即却下でした。
恐れ多いというか、似合わないというか…はは。
それはそうと、浜田氏のところはもう少し(読むのが)
かかりそうです。
時間の余裕のあるときに…すみません。
投稿: 弘進 | 2007年7月18日 (水) 21時30分
★弘進さん
ははは。Bの方、ナイスですねえ~っ!
俺もやりたがっちゃうかも…こわいもの知らずで…(笑)
ぜひ、弘進さんにも聴かせたいですねえ~っ!
それはそうと、浜田レポはいつでもOKですよお~っ!
投稿: RE2O | 2007年7月19日 (木) 19時54分
高校の同級生の中に、唯一サディスティック・ミカバンドのコピーをしているグループがありました。
初めて聴いた時は、一風変わった歌いまわしに目が点になりましたが、後で本物の曲を聴いて寸分違わぬ歌だったことに2度びっくりしました。
RE2Oさんのおかげで懐かしいことを思い出しました。まさに「タイムマシン」に乗った気分です。
投稿: 匹如身 | 2007年7月21日 (土) 07時28分
★匹如身さん
すごいですねえ~っ!ミカバンドのコピーバンドっ!
コピーバンドの方を先に聴くってよくありますよねえ~。
俺の場合、元春の「アンジェリーナ」がそうでした。
投稿: RE2O | 2007年7月22日 (日) 20時12分
ミカバンドのコピーですか。聴いてみたいですね。実はミカバンドは盛岡にも何度か来てまして、私は同じステージで演ったことがあります。(自慢かい!)あるステージでは、銀座カンカン娘をミカが歌ってました。(幻の”駅前旅館”というタイトルの昭和の歌謡曲カバー集があったみたいですレコード会社間の問題でまぼろしに・・・)塀までひとっとび。オソマツ。
投稿: FATS | 2007年7月23日 (月) 21時14分
★FATSさん
うわあ~っ!めっちゃめちゃ自慢して下さいっ!
っつーか、そのFATSさんを知ってるってだけで俺が自慢…(笑)
今、三代目のカエラがゲストのスマスマ見ながら書いてます。
「駅前旅館」…う~む…聴いてみたいですっ!
投稿: RE2O | 2007年7月23日 (月) 22時10分