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2007年11月25日 (日)

1+1 / 麗蘭

21kt3cssvlすっかり書くのが遅くなっちゃいましたが、麗と蘭の『1+1』について。発売日の数日後にゲットして何日か聴いて、その後はアナム&マキや伸ちゃんのアルバムのヘビロテに入ったんで、ちょっと間をあけて最近再び聴き出しました。ここ一週間は毎日聴いております。

俺、麗蘭のアルバムでいうと『麗蘭』と『SOSが鳴ってる』が双璧で…
って、オリジナルのフルアルバムとしてはこの2枚だけですけどね。
この2枚は全然違う“色調”なんですが、どちらも無人島持参級です。
『1+1』が出てから、久々にBOXの『WORKS』を聴いたんでけど、
いやあ~いいですねえ~っ!麗蘭の“色調”を再確認した感じです。

『1+1』は8曲入のミニアルバムですが、リプライズも1曲あるんで
実質7曲、さらっと聴けちゃうアルバムです。
そう…あまりにさらあ~っと聴けちゃうアルバムなんですよ。
ボリューム感のせいか、アコギ中心のアレンジのせいか、
よくわからないんですけどねえ~。

正直、『1+1』が“麗蘭”のアルバムだって実感がまだないんですよ。
“麗と蘭”のアルバムだっていう感じはするんだけどね。
鈴木さんがいた『麗蘭』と、北沢さんが入ってからの『SOS…』、
どちらも俺にとっては麗蘭なんですけどねえ~。
なんだろ…早川さんも含めたバンドとしてのグルーヴが、
俺にとっての麗蘭なのかな…そんなことを感じちゃいました。

『1+1』って、CHABOのミニアルバム『PRESENT』シリーズのような、
そんなニュアンスも感じるんですよねえ~。
このシリーズは俺も大好きなんですけど、そんな雰囲気がしました。
単に曲数が少ないからってだけじゃない気がするんですよね。
CHABOのソロのような…そんな“色調”を感じるんですよねえ~。

『SOS…』の頃からかな…詞だけ引っ張り出すと、
これって麗蘭っていうより、CHABOじゃんっ!って思ったりね。
アコースティックにしたからかな…余計、それを感じたんですよ。
麗蘭のアルバムだって思って聴くから、引っ掛かりあるのかな…
あんまり小難しく考えないで聴けばいいんだろうけどね…
普段は感じたままなのに、CHABOだとついついかまえちゃって…
CHABOファン独特の職業病みたいなもんでしょうか…(苦笑)

一曲一曲はすごく気に入った曲が多いですよ。
「Blue Blue」なんてライブ会場で絶叫してる俺が見えるし…(笑)
「Well Alright」の古いR&Bタッチはドツボですし、
「おいしい水」は、さらっと聴けちゃうけど、すごくいいですね。
軽いタッチで歌ってるんだけど、聴く度に感じ方が変わります。

「運」や「光るゼブラのブギー」も好きですねえ~。
今回の蘭丸の楽曲って、俺、かなり気に入っちゃいましたね。
インストですが「One Plus One」もいいですねえ~。
今回、CHABOってドブロ使ってますが、珍しいんじゃないですか?
これって今夏、吉祥寺での伸ちゃんとのライブの影響かな…
なんて勝手に感じてるんですが…すごくいいですわあ~っ!

なんだかんだ言ってヘビロテしちゃってるアルバムです。
最近はそうでもなかったけど、俺、CHABOのアルバムって、
最初に聴いた時はあまりピンとこなくて、ライブを観てから
アルバムを聴き返して、ようやくよさがわかる感じでしたからね。
ライブを聴いてからだと印象が大きく変わる予感を感じてます。

さあ、麗蘭のツアーはもう中盤あたりでしょうかっ!
自分でこの目で観るまでは、みなさんとこのレポも読まないように
スルーしておりました。『1+1』のレビューもね。
昨年の麗蘭ライブは観てないんで、俺にとっては2年ぶりの麗蘭。
初日の出に願掛けした年末の磔磔は叶いませんでしたが、
師走に麗蘭を聴けるっていうのが、楽しみで仕方ありませんっ!
なんか徐々にボルテージが上がってきた感じですっ!
待ってろお~っ!麗蘭っ!待ってろお~っ!仙台HEAVEN~っ!

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2007年11月15日 (木)

三宅伸治 ロックンロールジプシーツアー / 2007年11月13日(火) 盛岡 Club Change

Pb130013伸ちゃん5年半ぶりの盛岡ライブ…本っ当にいいライブでしたっ!
ソウルフラワーパルチザンの打ち上げで、はじめて会った
Club Changeのまーくんと伸ちゃんやCHABOの話しで盛り上って。
「伸ちゃん、Changeで演ってほしいんですよね」って話したら、
リクオが「じゃあ電話しよっか?」って生電話してくれて、
それがとうとう実現してしまった夢のライブですっ!

ライブが決まって1ヶ月、ここに遊びに来てくれる方をはじめ
たくさんの友達やお店に協力していただきましたっ!
伸ちゃんのライブ…しかも、きっかけがこんな感じだったんで、
いつもみたく自分がライブで楽しめばいいって感じじゃないすよね。
たくさんの人達に来てほしい…そして、はじめて伸ちゃん観る人も、
もちろん伸ちゃんにも楽しんで帰ってほしい…そんな思いでした。

いやあ~でも、たっくさんの友達に来てもらいましたねえ~。
伸ちゃんのライブなんだけど、友達のバンドのライブみたい…(笑)
盛岡のライブって、たいてい一人で行くと、そこで何人か知り合いに
会うってパターンなんだけど、この日は知り合いだらけって感じ。
自分でチケット薦めたから当然なんだけど、不思議な感じでした。

この日のライブ、伸ちゃんをはじめて観る人達もかなり多くてですね、
ライブ前は、盛り上ってくれるかな…なんて心配してたんですが、
そんな心配は伸ちゃんに失礼でしたよお~(笑)
伸ちゃんのライブでおなじみのカーティス・メイフィールドの
「It's Allright」からスタートしたんですが、
伸ちゃん、1曲目からいい感じで会場をあっためてくれましたね。

『つづく』からの曲もたくさん演ってくれました。
『つづく』では、素敵なミュージシャン達との演奏で、
どれも素晴らしいんだけど、この日はもちろん伸ちゃんひとりの演奏。
どの曲もね、裸になった曲自体がね…すごくいいんですよねえ~。
俺、思うんだけど『つづく』をつくったことで、AXで20周年ライブを
演ったことで、『つづく』に入ってる曲が磨かれた気がするな…

『つづく』のレコーディングや、AXのライブ、
伸ちゃんにとって本当によかったんだなあ…って思いましたね。
一緒にセッションしたミュージシャン達のプレイやソウルが
伸ちゃんに降りてきたような…そんな演奏だったんですよねえ~。
本当…伸ちゃん、ひとりじゃないみたいでしたよ。

伸ちゃん、前日から盛岡入りしたそうなんですが、
なんと伸ちゃん、南部煎餅がめちゃくちゃ好きらしく、
東京でも探して買ったりしてたそうです。
盛岡の街には南部煎餅の店が多くて、伸ちゃん、
「南部煎餅の種類がめちゃくちゃ多くてパニクった」って。
知ってたら、山のように南部煎餅、差し入れしたんだけどなあ~(笑)

後半戦、「Free Time」あたりから会場も熱くなってきてですね、
「月がかっこいい」「ベートーベンをぶっとばせ」では、
みんなイスから立ち上がって、いい感じで踊ってましたよっ!
アンコールの「ダンス天国」の後「日本の有名なロックンロールっ!」
って叫び、伸ちゃんが刻む黄金のリフっ!「雨あがりの夜空に」っ!
この日会場に来てくれた俺達への最っ高のプレゼントでしたよ。
なんか、キー打ちながら、鳥肌がよみがえっててきてます…(笑)

最高潮に盛り上がった中、畳み掛けるように「たたえる歌」です。
「雨あがりの夜空に」「たたえる歌」の流れはね…もうダメ…(笑)
伸ちゃんの20年…清志郎の病気からの復活…アルバム『つづく』…
AXの20周年ライブ…盛岡ライブ決定…プレイガイドまわり…
もうねえ…このライブへのいろんな思いが吹き出したんだろうな…
興奮して何がなんだかよく覚えてないです…この辺…(笑)
ただただデカい声で、客席のみんなと歌ってた気がします。

大興奮のアンコールの後、ダブルアンコールに応えてくれました。
「みんな踊る勢いだけど、ここからは打ち上げ」って…(笑)
「いいことがあるといいね」を演奏してくれました。
それまで熱かった会場が、あったか~い空気に包まれましたね。
「今日は東北ツアーの最終日。いい旅でした」って、
最後に歌ってくれたナンバーは「Forever Young」。

オーラスでこの曲を聴いて、伸ちゃんの心意気っていうか、
20周年は伸ちゃんにとって節目、旅はつづくんだって感じたな…
そうそう、ライブの途中に入ってきた客で、パンクかハードコアな
風貌のコ達がいてさ。会場の後ろに立って、退屈なそうな顔してて。
そのコ達がだんだんに伸ちゃんの歌に揺らいでるのがわかってさ。
「Forever Young」は、彼らにもしっかり届いたんだなあ…って、
なんかねえ、そんなシーンが印象に残ってます。

ライブの後も誘った友達からたくさんメールがきてね、
強引に俺に勧誘された人達も含めて、みんな喜んでくれました。
伸ちゃんのライブがはじめてなだけじゃなく、
このライブで伸ちゃんを知った人もたくさんいたんだけど、
「ハートをわしづかみされました」って人もいたからね…(笑)
まだまだ書き足りないこともありますが、また思い出したら…

List
01.It's Allright (Curtis Mayfield)
02.グレイハウンド・バス
03.君が降りてきた夏
04.So-So
05.フェニックスマン
06.(I'm Your) Hoochie Coochie Man ~ It's Allright
07.ギター・マン
08.びんぼうワルツ
09.Midnight Special
10.ブギ・ナイト
11.Free Time
12.月がかっこいい
13.ベートーベンをぶっとばせ
encore-1
01.ダンス天国
02.雨あがりの夜空に
03.たたえる歌
encore-2
01.何もなかった日
02.Forever Young

え~最後にスペシャルサンクスですっ!
会場に足を運んでくれて、最っ高の時間を共有できたみんな、
最っ高だったねえ~っ!また、伸ちゃんのライブで再会しようっ!
このブログを通してライブをPRしてくれたみんな、
当日は来れないけど応援するって言ってくれたみんな、
お店にチラシやチケットを置いてくれたしみなさん、
みんなの後押しがあったおかげです。サンキューでしたっ!

このライブ実現の橋渡しをしてくれたリクオにも感謝ですっ!
って、ここを見てないと思うけど、そんなミラクルな縁に感謝だよ…
このライブを実現してくれたClub Change、特にもまーくんっ!
君の熱意がなかったら実現しなかったライブでしたっ!
これからも盛岡のライブシーンをつくってってねっ!応援するよっ!

そして、伸ちゃん…本当にありがとうございました。
何にも代えがたいものをもらいましたっ!サンキューですっ!
本当はライブの直後に書こうと思ったんだけど、バタンキューで。
でも、結果的に清志郎完全復活のニュースが解禁になった今日、
伸ちゃんのライブレポを書けるのが最っ高にうれしいですっ!
伸ちゃん、来年の2月10日、武道館で再会できるのを楽しみにっ!

P.S.当日、同じ熱気を共有したハダカノココロさんがステキな
レポを書いております。ぜひ、お読みくださいっ!→
こちら
同じく、takeさんのレポも熱いですっ!→こちら

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2007年11月11日 (日)

つづく(DVD) / 三宅伸治

Pb110006毎朝、5時台は愛犬メイと散歩の時間なんですが、今日は雨。
日中は室内ドッグランにおでかけなんで、今朝の散歩はお休み。
というわけで、メイが来てめっきりと観る時間が激減したDVD鑑賞。
ほんと…何ヶ月ぶりでしょう…音楽DVDを観るなんて…(笑)
いよいよ明後日に迫った伸ちゃんの『つづく』のDVDを観ました。

『つづく』のCDのことは書いたけど、今もヘビロテであります。
豪華過ぎるくらいの20周年記念盤なんですが、飽きないんだよね。
この豪華CDのレコーディング映像満載なのが、このDVDなんだけど、
いやあ~DVDだけ販売してもいいくらいの濃さでしたねえ~。
おまけのDVDって、1回ぐらいしか観ないんだけど、すでにヘビロテ。

伸ちゃんの人柄なのかな…豪華ゲストがみんなうれしそうなのね。
誰かも言ってたけど、ほんと、伸ちゃんの人柄なんだろうねえ~。
観てて笑顔がこぼれちゃう映像って、あんまりないよなあ~。
老若男女のミュージシャンから愛されてるよね、伸ちゃんっ!
レコーディング風景もだけど、おめでとうコメントもステキでしたね。
石やんの親父ギャグや、清志郎のはずしたコメントも…(笑)

圧巻は「たたえる歌」のPVでしたねっ!目が離せないっ!
あんな豪華なラインナップ…伸ちゃん知らない人に見せたいよ。
CDではメインボーカルとってない石やんや、アナマキがいいねえ~。
ワンフレーズだけなのに、なんなんだっ!あのインパクトはっ!
この映像を観てからCDを聴くと、ますます凄そうっ!

さあ、その伸ちゃんの盛岡ライブ、迫ってきましたっ!
ココを訪れてくれるたくさんの人達に協力いただいております。
すんごくうれしいです。でも、お礼はライブが終ってからにします。
もう一がんばり、PRにはげまなくっちゃっ!
みなさん、チケットまだの方、ぜひぜひご予約くださいませっ!

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三宅伸治 2007ロックンロール・ジプシーツアー
11/13(TUE) 岩手・盛岡 Club Change

OPEN:19:00 START:19:30
前売:¥3,500(ドリンク別 ¥300)
問合せ:盛岡Club Change 019-652-7185  info@clubchange.com
http://clubchange.com
*プレイガイド
Club Change/WAVE 店頭販売、チケット予約フォーマットはこちら 
/ DISK NOTE盛岡店 019-654-5822/NEAT RECORDS 019-626-6789

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2007年11月 5日 (月)

アナム&マキ NAKED“ガールズ”CIRCUIT / 2007.11.2(金)盛岡 Lasting BAL

Pb020335アナム&マキのレコ発ライブに行って来ました。
彼女達の音楽ってあまり聴いたことなかったんですが、
伸ちゃんや、リクオ、バンバンバザールなど、
俺の好きなアーティストのアルバムやライブに参加してて、
ここ数年よく名前を見かけ、気になってたアーティストです。
そう言えば、9月に行けなかった、江ノ島の海さくらと
伸ちゃんの20周年にもアナマキ、出てたんですよねえ~。

俺は初の生アナマキだったんですが、それもそのはず、
アナマキにとっても初の盛岡ライブだったようです。
盛岡は大分寒くなってきたんですが、彼女達はノースリーブ。
会場はダンスホールだったんで、すごく広いんですが、
アナマキはいい感じで会場を暖めてくれてましたね。

ニューアルバムの『NAKED GIRLS』からの曲が多かったんですが、
このアルバム、すごくいいんですよ。今、ヘビロテ中です。
プロデュースは清志郎ライブでおなじみ、中村キタローさん。
俺が特に気に入ったのは「SANAGI」ってナンバー。
蝶々みたいに愛想振りまけず、青虫のようにがっつけない、
そんな自分達をサナギに例えてるんだけど、骨太な歌でしたね。

この日のライブって、ギター2本と声だけなんだけど、
時に叩きつけるように、時にかきならすギターは小気味よかったね。
二人のハーモニーも実にいいんだよね。
うまく言えないけど、伸ちゃんやリクオが気に入るの、
よくわかるような気がしましたよ。

この日のラスト、予定時間を過ぎてたのかな…ステージの上で
二人が打ち合わせして演奏したナンバーが「ファイト!」。
ご存知、中島みゆきのカバー曲です。
俺、中島みゆきはヒット曲程度しか知らないんだけど、
高校時代は盟友OGNくんが好きだったこともあり、よく聴いたな…
特に、この曲をアルバムで聴いた時は、えらい衝撃でしたね。

オリジナルのインパクトがあまりに強い楽曲なんだけど、
いやあ~アナマキの「ファイト!」…凄まじかったですねえ~。
彼女達のナンバーって、みゆきの直系を感じる時もあって、
「ファイト!」の歌い方に、なんの違和感もなかったんですよ。
最初は、みゆきのオリジナルを思い出したり、
なんでこの曲をカバーしたのかとか思ってたんですが、
聴いてるうちに、この曲の情景が一気に溢れてきましたね。

この曲を高校ん時にはじめて聴いた時の衝動…
歌に描かれてある人間模様…
自分自身のくらしと重ね合わせずにはいられない情景…
ひとこと、ひとことが、心臓をサンドペーパーで擦られるような…
ワンフレーズごとに、鳥肌が立ちまくっちゃいましたね。

  ファイト! 闘う君の唄を 闘わない奴等が笑うだろう
  ファイト! 冷たい水の中を ふるえながらのぼってゆけ

俺は、ロック好きではあるんですが、ぬるま湯が好きでして…(苦笑)
っていうか“闘う”って言葉に昔っから抵抗があって。
“闘わない”道を、常に選んでる気がするんですよね。
そんな俺に冷水をぶっかけられたような…そんな時間でした。
アナマキの「ファイト!」の余韻は今も続いてます。

この日のライブは、地元の4グループとの対バンで、
アナマキが登場したのは、トリではなく3番目。
演奏も約1時間で9曲と、フェスでも観てる感じでした。
もっと観たかったな…でも、えらく感動しましたよっ!
大都市では、キタローさんと沼澤さんのリズム隊をしたがえての
ライブも控えてるようです。お近くの方は、ぜひっ!

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