ピアノへ / 谷川賢作・責任編集
俺が昨年一番観たライブはリクオだけど、知らない人が多いよね。
この前、ここをチェックしてくれてる友人からこんなメールが来ました。
いま『ピアノへ』という本を読んでいたらリクオがでてきました。
『ピアノへは』は10人のピアニストが語ってる本なんだけど、
山下洋輔やアッコちゃんの次にリクオ登場。
ちょうどプロフェッサーロングヘアー聞いた直後だったりしてね。
いつかCD聞かせてね\(^o^)/
というわけで、リクオやクレフィンのCDと『ピアノへ』をトレード。
リクオがピアノマンになったのが、少しわかった気がしますね。
まず笑ったのが、リクオが小5の時にピアノを習った先生が、
芸大の声楽科に通ってた18歳の女子大生っ!(笑)
やっぱり最初の出会いって大切なんですねえ~。
バンドやり始めた話し、坂田明のライブを観た衝撃、
ニューオリンズ・ピアノやヴギウギ・ピアノとの出会いなど、
“リクオのできるまで”を感じられる話しがいっぱいです。
特にも、俺の目が釘付けになったのが、
人前で歌い出し、それまでの仲間から浮き出した頃のくだり。
ちょうどその頃、たてつづけに聴いたのが、
早川義夫さんや仲井戸麗市さんのソロ。
これも個人的なことをモノローグで歌ってた。
あ、こういう表現もあるのか。
だったたら俺も、ひとりでやったらいいんじゃないか。
それからすぐに、弾き語りを始めたんです。
そうかあ~っ!リクオはCHABOのソロに影響を受けたんだあ~っ!
ピアノの話しよりも、俺はそのことに目から鱗だったんですよねえ~。
CHABOの“唄”に漢方のように温められ、夢中になった俺が、
なんで出会ったばかりのリクオにスーっと心魅かれていったのか…
ほんと、この歳になってなんだけど、吸い取り紙が水を吸うように、
リクオの“唄”を吸収したのかがわかったような気がしました。
そうそう、リクオがジェリー・リー・ルイスの真似して、
日清パワステのステージでピアノの上に乗っかって、
スタッフからえらい大目玉をくらった話しも笑えました。
無茶っていうか、ヤンチャっていうか…リクオくんは…(笑)
リクオ以外にも、アッコちゃんや、筋少の三柴理も登場しますよ。
浜省の「愛の世代の前に」や、RCの「ドカドカうるさいR&Rバンド」や、
昔っからピアノの音色って好きだったんだけど、
クレフィンのライブを生で観てから、俺のピアノ観が変わりましたね。
それに輪をかけるような一冊でした…(笑)
ピアノだけじゃなく、音楽好きな方にはオススメの一冊ですよ。
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